介護職の面接対策における退職理由の回答例

介護職に就いている人が転職活動をする場合、他業種と同様に、前職の退職理由を面接で聞かれることが多いと言われています。
ネガティブな理由だと、良くない印象を与えてしまうのではないかと心配になるもの。
退職理由をストレートに言うのではなく、違う視点で前向きに表現すれば、面接官の印象を落とさずに済みます。

前職を人間関係のトラブルで退職する場合は、「嫌な人がいた」「上司にパワハラを受けた」と自分が受けた被害について述べるよりも、どのような環境であればもっと自分の能力を活かして働くことができるかを述べた方が好印象です。
「従業員同士でコミュニケーションを取り、協力しながら働きたい」「問題を一人で抱え込まずにすぐに相談できる環境で働きたい」など、自分にとって理想的な職場をイメージして回答すると良いでしょう。
面接の前に介護施設を見学することができれば、そこで抱いた印象と合わせて回答できると更に説得力があります。

収入が低いことが原因で退職をする場合は、転職先の募集要項を見て年収を確認しておくと良いでしょう。
面接では前職での収入を伝え、募集要項に載っている年収を希望年収として伝えると良いです。
退職理由を聞かれた際には、「能力や資格に見合った評価をしてくれる場所で働きたい」というように、金額というよりも「評価」という言葉に置き換えて表現すると、不躾にならずに済みます。
実際に収入が上がるかどうかは、介護施設の組織体制や、管理職になるかどうかが関係してきますので、分かる範囲で調べておくと良いでしょう。